【ほっこり】忘れ物防止トラッカーTileシリーズのパッケージデザイン、メールから見える人情味
こんにちは。今日はTileシリーズについて書いてみたいのですが、そもそもTileシリーズってなんやねん?と思われるかもしれません。
ざっくりまとめると、Tileシリーズは忘れ物防止トラッカー、キーファインダーなどに分類されるグッズのラインナップです。無くしそうなものにTileをつけておいて、Bluetoothで探す。そんなお助けグッズのラインナップなのです。
そしてそのTileシリーズは、早い話が任天堂みたいなものです。
要は、よい商品を作って、たまに人情味を感じさせるということです。
今日はTileシリーズの人情味について書いてみようと思います。
商品購入者しか見れないメッセージを隠したパッケージデザイン
まず、TileSlim(2020)のパッケージに注目してみましょう。
パッケージ裏面を、ジッパー加工になっているミシン目に沿って切ると出てくるのがこの文言。
「検索は終了しました」
ウッ…
このパッケージデザインに人情味を感じるのは、店頭で誰にでも見えるようなパッケージ表面に書いてあるんじゃなくて、実際にTileを購入した人してパッケージを切らないと見えない部分にこの文言が書かれているところです。
この文言は、Tileに興味を持った人に買ってもらえるように、Tileの魅力をアピールするキャッチコピーではありません。
Tileを購入した人に向けた、義務としての詳細な機能説明でもありません。
商品購入者に向けた、ただの熱いメッセージなのです…!
この文言から私が感じたことは2つ。
①商品への自信
機能がショボかった場合商品購入者にすぐにばれます。商品購入者に向けたこの文言を見た後だと、がっかり感が1.5倍。「検索終了せえへんやんけ痕跡すらないぞTileさんよお」等々SNSで Tileの批判をする確率も1.5倍。
②商品購入者への気持ちに寄り添った姿勢
Tileを購入する人の中には、忘れ物や落とし物をして凹んでいる状態の人が一定数いるんじゃないかなと思います。そういう人にとって、商品購入者だけに向けた「The search is over」というメッセージは温かく心強いのではないでしょうか。
図:あとはまかせろ(Tile運営)
Tile発見報告メールに見るやったぜ感
Tileが見つかった時の報告メールがこちら。
「やりました!」
「あなたのTileが見つかりました!」
「さっそく見つけにいきましょう!」
ガッツポーズをしながら前のめりに連絡しているTile運営が見えるような気がします。
実際はもちろん自動送信なのでしょうが、このメール文を作ったTile運営の人は、きっとかつて大きな忘れ物をしてそわそわして、不安で何も手につかない状況を経験されてるんだろうなあ、と想像を膨らませてしまいます。たとえそういう人がいなかったとしても、一刻も早く忘れ物を見つけたい、不安でいっぱいの人の感情に寄り添ったメールを作るのがうまいな…と思います。
図:やったぜ(Tile運営)
そうは言っても人情味は無くてもいい
ここまでTileの人情味について書いてきましたが、忘れ物トラッカーは機能第一で人情味はあくまで+αだと思っています。
この記事でいう人情味は商品購入者の感情に寄り添ったメッセージ(なくても使用に困らないもの)のことで、思いやりとも言えるのではないでしょうか。
とはいうものの、商品購入者への一番の思いやりは、機能のよい商品を提供することだと思います。
ではなぜ私がTileの人情味について長々と書いているかというと、勿論Tileが忘れ物を減らしてくれる良い商品だという前提の上で、Tileの人情味に親しみを感じたことで、忘れ物をする前から前向きに対策を考えられるようになった部分があるからです。
Tileシリーズを使ったことがない人にもTileシリーズの良さを少しでも感じていただけたら嬉しいです。
図:TileとTile運営の方々、いつもありがとうございます(私)
Tile Mate(電池交換版) 探し物/スマホが見つかる 紛失防止 日米シェアNo.1 スマートスピーカー対応[Works with Alexa認定製品]【日本正規代理店品】 EC-13001-AP
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: エレクトロニクス
図:私の鍵とスマホ探しの旅(長旅の予定)を早々と終わらせてくれるTileMate。最近3つ目を購入しました。