【体験談・レポ】実際にバウムテスト(樹木画テスト)を受けた感想

 

 

 

 

バウムテストとは

スイスの心理学者コッホKoch,K.によって創始された描画による性格検査。A4用紙に鉛筆で実のなる樹木を1本描かせ,その図を評定することでその人の性格を知ろうとする検査である。言語表出が困難な者にも,知的能力や発達の診断に用いることができるという利点がある。

出典:最新 心理学辞典


バウムテストを受けたきっかけ

バウムテストを受けたのは、カウンセリングを受けたいと思って心療内科を訪れた際に、受付の方からテストを受けるようにお話があったのがきっかけです。
当日予約でカウンセリングを受付で予約した日にカウンセリングまでの待ち時間にバウムテストを受けました。

 

テストの受けるまでの流れ

受付の方から説明後、紙(クリップボードに挟まれている)と筆記用具を受け取り、待合室の椅子に座って木の絵をかきました。

 

所要時間

特に指定なし。カウンセリングの開始時間まで余裕があったのでのんびり木の絵を描きました。
落ち着いて絵を描くのは久しぶりで、よく絵を描いていた小学生の頃に戻ったような気持ちになりました。楽しかったです。

蛇足ですが、テストは診察に活用する目的があるのでしょうが、待ち時間の間にテストを受けさせて待ち時間の長さを感じさせないのは上手いなと思いました。
(ホテルのエレベーター横に鏡を設置して待ち時間を長く感じさせないようにする工夫を思い出しました)

 

木の絵を描く時に気を付けたこと

私は、バウムテストを受ける際にサイコパスの描く絵とは正反対の健全な絵を描こうと頭の片隅に置いていました。
というのも、6~7年ほど前に読んだノンフィクション作品で「快楽目的で殺人を犯した少年がバウムテストを受けた結果、こういった木の絵を描いた」という記載があったのが記憶に残っていたからです。
そのノンフィクション作品で少年が描いたとされる木の絵は、私にとっては「とにかく破天荒に、他の人と被らないような木の絵を描いてほしい」と言われて描くような類のものです。
たとえノンフィクション作品を読んでなかったとしても、私は類似した絵すら描いていないと思いますが、健全にということを意識するあまり、出来るだけ自分の落ち込んでいる気持ちが絵に出ないように木やその周りの空間を楽しく幸せそうな感じで描こうという気持ちが強かったです。
(振り返ってみれば落ち込んだり、へこむのは別に不健全でも何でもないと思えますが、当時は疲れて自己肯定感が下がり判断能力が低下していたんだろうな~と思います。)

 

テスト結果を受け取る流れ

次回のカウンセリングのため心療内科を訪れた際に、医師の先生から検査結果が書かれた紙を受け取りました。
(カウンセラーからのカウンセリングと医師からの診察がセットになっている)
医師の先生からテストや検査結果について大まかな説明を受けました。

 

テスト結果を見て

テスト結果を見てまず感じたのは、驚きでした。
検査結果では、断定はしない文章ですが「自分の落ち込んでいる状況や原因」について記載されているのですが、
言われてみればその通りだと思う箇所を複数見つけたためです。
木の絵を描いた時、絵を通して落ち込んでいる気持ちが絵に出ないように意識していたのに言い当てられたことにはとても驚きました。

 

検査結果について書かれた紙は、A4用紙1枚に木について5つの見るべきポイントがあり、それらのポイントに対して合計22のチェック項目が書かれていました。

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著作権がありますので、モザイクをかけています。モザイクから雰囲気を感じてもらえれば…と思います。

チェック項目の横には、そのチェック項目に該当する人はどういう精神状況・性格・考え方を持っている可能性があるのかが書かれています。
検査結果に書かれているその人の状況や問題に対して、

どのように解決に向けて動けばいいのか、

といった具体的なアドバイスまでは書かれていないので、バウムテストの検査結果から気になるものがあったら診察で相談して解決の糸口にしてほしい、ということなのかなと思いました。